ゴルフっていいなあ!
財団法人日本ゴルフ協会では、毎年「これだけは 知ってコースへ」という非売品の冊子を公開して、ゴルフ初心者の方はもとよりゴルフに親しむ方に「ゴルフ規則の本質と精神」を伝え続けています。
この冊子では、(財)日本ゴルフ協会発行の「ゴルフ規則」から一部を抜粋し、ゴルファーに知っておいてほしい基礎知識を簡単にまとめたものです。
日本ゴルフ協会「これだけは 知ってコースへ」では主に
「エチケット編」
「ルール編」
「ハンディキャップ編」
で構成され、懇切丁寧に説明してくれています。
詳細は「2008年改訂版 これだけは 知ってコースへ」を見ていただくとして、冊子の冒頭で非常に印象深い記述があるのでここに引用して紹介します。
ゴルフ規則書の裏表紙には、次のような言葉が記されています。
球はあるがままにプレーせよ
コースはあるがままにプレーせよ
それができないときは、最もフェアと思う処置をとる
最もフェアと思う処置をとるためには
ゴルフ規則を知る必要がある
いかがでしょうか?
最初にゴルフの初心者だけでなく、「ゴルフに親しむ方にも」と書いたのは、「最もフェアと思う処置をとるためにはゴルフ規則を知る必要がある」のためです。
意外とルールを知らずに「アンフェアな処置」を取っている事例がゴルフ場で見られます。「仲間内だからいいじゃない」と言われれば確かにそうです。しかし、本当の意味での「ゴルフの精神」は、そこにはないと思うのです。
数あるスポーツの中でゴルフ競技の大きな特徴の1 つは、通常、審判員が立ち会わないということです。
このことは、ゴルフがフェアプレーを重んじるスポーツであって、「ゴルファーはみな誠実であり、故意に不正をおかす者はいない」という基本的な考え方を表しています。
つまり、ゴルファーの1 人ひとりには、ゴルフ規則を正しく理解し、自主的に規則を守ることが求められているのです。
広くて芝生でいっぱいの大地を仲間と楽しみながら歩きつつ、「ゴルフの精神」も共有できるなら、ゴルフの神様もお喜びになるのではないか、そんな思いから、あえて書きました。
ゴルフの基本は、「球もコースもあるがままでプレーする」ということです。
しかし、コース上では、「あるがままでの状態でプレー」できない状況にしばしば遭遇します。
例えば:球がOBに飛んでいったり、池に入ったり、排水溝に入ったり、他のプレーヤーが間違って球を打ってしまったり...等々。
そのような場合には、最もフェアと思う処置をとってプレーを続けるべきです。そしてそのためには、ゴルフ規則を知っておく必要があるのです。「2008年改訂版 これだけは 知ってコースへ」より
ゴルフって本当にフェアな精神を持ったスポーツですね。
ゴルフ場でのエチケット
ゴルフ規則書の第1章は「エチケット」について書かれています。
すなわち、ゴルフにとって、エチケットは何よりも大事なことなのです。
しかし、最近はゴルファーのすそ野が広がり、気軽に行けるスポーツになったこともあってか、エチケットやマナーの悪いプレイヤーによくお目にかかります。
しかし、要求されているマナーやエチケットといのは、それほど難しいものではありません。
ベースになっているものは、「心を配る」ということ。「心を配る」には、身だしなみ、礼儀、ルールに基づいたプレイ、ゴルフ場への気遣いなどがあります。
別項で紹介した財団法人日本ゴルフ協会が発行している「これだけは 知ってコースへ」では、エチケット編と題して、
安全の確認
他のプレーヤーに対する心くばり
プレーのペース
コースの保護
の4項目が記されています。
この4つを見てもらえば、ゴルフ、およびゴルフ場におけるエチケット・マナーというものの考え方がわかっていただけるでしょうし、また、それほど難しいことを要求していないこともわかっていただけるでしょう。
それが守られていない現状は多くの日本人自身のマナーが悪くなっているからでしょう。
ゴルフ場によっては、そのあたりをピシャリとプレイヤーに指摘しているゴルフ場もあります。
誤解を恐れずに言えば、総じて価格の安い、低料金のゴルフ場ではマナーの悪い愚か者が多いと言えるでしょう。
考えてほしいのは、プレイ料金の高低に関係なく、ゴルフ場には、ただ打って、1打でも少なくカップに入れればいいやと考えているプレイヤーはそう多くいないということです。
マナーが悪くても、指摘されないガラの悪い、ただ打って入れるだけのゴルフ場は早晩廃れていくものと思われますが、廃れていくまでには、一定の時間がかかりますから、ときどきマナーの悪いプレイヤーによって、嫌な思いをすることがあると少しだけ覚悟しておく必要はあります。
身だしなみにおいても、通常は、ゴルフ場では、「襟付きシャツ」が基本です。
しかし、なかには、Vネックのシャツやジーンズがいたりもします。若者の中にはタンクトップとか・・・
また、ショートパンツをはいている方もいますが、ゴルフ場においては、半ズボンを着用する場合、ひざ下まであるハイソックスを履くのが基本です。
気に入ろうが気にいるまいが、ルールはルール。
同伴で回る仲間内だけの話なら、それでも許せますが、プレイのペースやコースの保護などは皆が共有するものですからね。
後ろの組が待っているのに、ペチャクチャしゃべってチンタラ回ったり、ボコボコ芝生に穴をあけながら、そのままで通り過ぎていくのは、やはりそのゴルフ場の品位というものが出てくるのかもしれませんね。
ゴルフのルールの基本は「あるがままに打つ」が原則です。
つまり、本来は自分の他には審判がいないスポーツ。
あくまでも競技者自身が審判でありルールはもちろんのことマナーを守る。「紳士のスポーツ」といわれる所以はここにあります。その「紳士のスポーツ」=競技者自身が審判であるスポーツでマナーが悪ければ、どうにもなりませんから。
プレイヤー全員が楽しむことができるように、ゴルファーたるもの、エチケットとマナーをしっかりと守ってゴルフにいそしみましょう。
ゴルフは誇り高い、スポーツなのです。
知っているけどやったことがないホールインワン
基準より1打少ない、すなわちパー5のコースを4打で入れれば、バーデイー。
ゴルフ人にとって夢に見るバーディー。1コースで一度でもあれば、その日のスコアがどんなに悪くても、気分がいいものです。もちろん当人が口にするのはバーディーのことだけ。
バーディーよりも難しいのが基準より2打少ない、すなわちパー5のコースを3打で入れれば、イーグル。
バーディーが実現可能な夢なら、イーグルは夢でも実現できない離れ業。まぐれが3度くらい連続で訪れないと達成できないものです。
スコア120を叩いても、もしその日、イーグルが1つあれば、ご満悦、いやその後数カ月は自らの口からだけにはなるが「語り草」になる。
しかし、周りを見渡せば、イーグルをやったことはないが、ホールインワンならあるという変なやつがいる。
ご存じのように、1打でカップに入れることを「ホールインワン」。
ホールインワンはまぐれでは難しいけれど、なんかの間違いなら起こりうる。そういう意味で、私はホールインワンよりイーグルを取るほうが難しいと感じています。
皆さんはいかがでしょう?
怖いのはホールインワンを達成した仲間がみなその後、人生の気流が下降気味になっていること。もしかしたら、人生の運をすべて1か所、つまりカップに詰め込んだものがホールインワンなのかもしれませんね。
そういう意味では、決してホールインワンは達成してはいけないことと言えるかもしれません。そして、腕を磨いて、いつかまぐれの連続でもイーグルを取りたいものです。
アマチュアにとって、イーグルは1つの夢ですが、では、基準より3打少ない、すなわちパー5のコースを2打で入れることをなんというか?
パー5を2打でカップにぶち込めば、それを「アルバトロス」または「ダブルイーグル」と言います。
まあ、覚えていても、生涯口にすることはないことですから、覚えても仕方がないと言えば仕方がない。
第一、パー5を2打で入れるためには、インチキをしない限り、またはステロイドを打ちまくって筋肉モリモリにならなければ、届かないというのが普通のゴルファーでしょう。
将来、非力な人でも300ヤードほど出てしまう魔法のドライバーが出てこないと無理ですなあ。
ちなみに、もっと縁が遠いのですが、ついでにパー5を1打で、すなわちホールインワンした場合、これを「コンドル」または「トリプルイーグル」と言います。
決して必要ないので覚えないように!
うっかりしていましたが、バーディー、イーグルといいほうばかりに目が向いていましたが、私たち「ヘボゴルファー」にとっては、悪いほうに目を向けるべきでした。
パー5を8打でようやくカップにたどりつけば、それはすなわちトリプルボギー。
ではパー5を9打で入れれば、なんという? 10打なら?
パー5を9打で入れれば、「ヘタッピィー」
パー5を10打で入れれば、「ご苦労さん!」
11打以上は、「お暇ですか?」
というなんてことはありません!
何打でもお好きなだけお打ちなさい!料金は同じなのだから!